荒野の黄昏

Frederic Edwin Church · PD

荒野の黄昏


作品情報

制作年
1860
技法
油彩
種類
絵画
寸法
101.6 × 162.6 cm

ストーリー

チャーチがこの夕焼けを描き上げたのは1860年、アメリカが南北に引き裂かれる前年のことである。画面には北東部の森が広がり、空は燃えるような赤い雲におおわれているが、人の姿はどこにもない。生きているものといえば、左端にとまった一羽の小鳥だけだ。当時チャーチはアメリカで最も名高い風景画家であり、この燃え立つ空虚な空を、南北戦争の淵に立つ国そのものと見た人は少なくなかった。絵具が乾いてから一年もたたぬうちに、サウスカロライナのサムター要塞に砲弾が撃ち込まれる。すべては、ありふれた夕暮れから生まれている。日はすでに丘の向こうに沈み、雲だけがその色を抱いている。

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