
Vincent van Gogh · PD
オーヴェールの家々
作品情報
ストーリー
1890年5月20日、ゴッホはパリの北西、オワーズ川沿いの村オーヴェール=シュル=オワーズに着き、その日のうちに弟テオへ手紙を書いています。ここは本当に美しい、とりわけ古い茅葺き屋根が多く、それはもう珍しくなりつつある、と。初夏に描かれたこの絵では、そうした茅葺き屋根が画面の左側をほとんど占めています。屋根は地面近くまで垂れ下がり、櫛でとかしたような長い筆づかいで描かれ、その奥に隣家の瓦屋根が並びます。ゴッホは少し高い位置から見下ろしていて、屋根の数々は平らな色のパッチワークになります。小道には小さな人影がひとつ歩き、家の青い影が黄色い道に落ちています。2014年、ボストン美術館が所蔵の印象派作品から好きなものを一般投票で選んだとき、この絵が4464票を集めて1位になりました。




