
Henri Matisse · PD
ニースのアトリエにて
作品情報
ストーリー
1929年、マティスはほとんど絵を描いていない。この年の彼は版画と彫刻に時間を使い、油彩からは離れていた。だからこの小さな一枚は、1917年から続いたニース時代のほとんど最後の仕事にあたる。場所はシャルル=フェリックス広場に面した建物の最上階で、大きなガラス窓の向こうに天使の湾が広がっている。小さなテーブルに向かう後ろ姿の人物は、画家自身だろうと考えられてきた。翌年、彼は船でタヒチへ渡り、帰ってからはアメリカの収集家バーンズが注文した大壁画に取りかかる。画面は横61センチほどしかない。この広場の部屋には、その後も1938年まで暮らし続けた。




