
Henri Matisse · PD
ニースの室内
作品情報
ストーリー
マティスが南に来たのは光のためだった。毎朝この光にまた会えるのだと分かったとき、自分の幸運が信じられなかった、と後年語っている。ニースへ移ったのは1917年12月で、最初の数年は海沿いの貸し部屋で暮らし、そのまま同じ部屋で描いた。この絵は1919年の作。開いた窓のそばに座って本を読んでいるのはアントワネット・アルヌーで、灰青色に紫の縁取りのある部屋着を着ている。出会ったのはその年の1月、以後二年半、彼の主要なモデルだった。同じ部屋と同じ人物を、マティスは色の組み合わせを変えながら何度も描いている。




