ヤコブの夢

Jusepe de Ribera · PD

ヤコブの夢


作品情報

制作年
1639
技法
油彩、キャンバス
種類
絵画
寸法
179 × 233 cm

ストーリー

リベラといえば、ぞっとするような殉教の場面や、暗く激しい明暗で知られたスペインの画家である。ところがこのヤコブの夢は、驚くほど穏やかだ。旅の途中、石を枕に眠りこんだヤコブが、天まで届く梯子を天使が上り下りする夢を見る、という旧約聖書の一場面である。ふつうこの主題は、りっぱな梯子と大勢の天使とで劇的に描かれてきた。だがリベラは、はっきりした梯子を描かなかった。眠る男の頭上に金色の光が差し、そのなかに天使たちがうっすらとにじんで見えるだけだ。画面の三分の二を、青とグレーの静かな空が占めている。手前で眠るヤコブの、日に焼けた素朴な顔だけが、はっきりとこちらに向けられている。

絵の前で物語を聴きたい?もうすぐです。登録を。