
Jusepe de Ribera · PD
女剣闘士
作品情報
ストーリー
1552年、ナポリで二人の女が、剣と盾を手に人前で決闘したという話が語り伝えられていた。イサベラとディアンブラという名の女たちが、ファビオという一人の男の愛をめぐって、ナポリ総督ヴァスト侯爵の面前で刃を交えたというのである。それから80年あまりのち、ナポリで活躍したスペインの画家リベーラが、この珍しい逸話を大画面に描いた。よろいをつけた女が相手の盾を押し、もう一人が剣を突き出す。周りには見物の人垣が押し寄せている。女どうしの決闘という主題そのものが当時まれで、勇ましさと見世物めいたきわどさが同居している。押し合う二つの体のあいだで、白刃が鋭く光っている。




