十字架を持つジャン=バティスト・アレクサンドル

Amedeo Modigliani · PD

十字架を持つジャン=バティスト・アレクサンドル


作品情報

制作年
1909
技法
油彩
種類
絵画
寸法
92 × 75 cm

ストーリー

これは注文で描かれた絵で、1909年のモディリアーニにとっては珍しいことだった。当時の彼には買い手がほぼ一人しかいない。パリの若い医師ポール・アレクサンドルで、二年前に知り合って以来こつこつと作品を買い、数百点の素描を手元に残した。そのアレクサンドルが画家を実家に招き、父親の肖像が生まれた。ジャン=バティスト・アレクサンドルは薬剤師である。黒い上着姿で、何も掛かっていない壁を背に腰かけ、右上の隅に十字架像が見切れている。署名と年記は左上に入れられた。この頃の彼はまだ自分を彫刻家だと考えており、鑿を置くのは五年後のことになる。X線撮影では表層の下から別の絵が出てきた。画布を使い回す例は彼の作品にたびたび見られる。この肖像は1988年までアレクサンドル家にとどまり、その年ブレーズ・アレクサンドルがルーアンの美術館に寄贈した。

アプリには数千の物語。