黄金門のヨアキムとアンナ

黄金門のヨアキムとアンナ


作品情報

アーティスト
ハンス・フリース
制作年
1512

ストーリー

何世紀ものあいだ、この二人の老人の静かな出会いは、ヨーロッパ美術がそのもっとも議論を呼ぶ考えを描くための図像だった。中世の伝説によれば、長く子のなかったヨアキムとアンナのもとに、それぞれ天使が現れ、娘を授かると告げる。二人はエルサレムの黄金門で急ぎ落ち合い、そこでの抱擁は、マリアがあらゆる他の子に神学が負わせた汚れを免れて宿された瞬間と解された。フリースが1512年にこれを描いた頃、その主張は修道会のあいだでなお激しく争われ、教会の確たる教義となるのは何世紀も後のことだった。彼はそこに劇的なものを一切持ち込まない。二人の老人が町の門の前で再会し、抱き合う。まわりには、彼のスイスの町々の日常の装いをした人々がいる。

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