
Wassily Kandinsky · PD
最後の審判
作品情報
ストーリー
1912年ごろ、カンディンスキーはバイエルン・アルプスの町ムルナウで夏を過ごしていた。教会や農家には古い民衆美術が飾られていた。ガラスの裏側に描く小さな絵、いわゆるガラス絵である。彼はそうした民衆のガラス絵を集め、やがて自分でも描きはじめた。この「最後の審判」もその一枚だ。同じころ彼は世界の終わりへ、大洪水や黙示録の騎士へと何度も立ち返り、その形はしだいに現実のものから離れていった。ラッパが鳴り、人々が落ちていく様子が、水彩と墨で描かれている。絵具はガラスの裏に置かれているので、この場面は、それが描かれたガラスそのものを通して眺めることになる。




