
Peter Paul Rubens · PD
ユノとアルゴス
作品情報
ストーリー
ルーベンスは8年をイタリアで過ごし、1608年にアントウェルペンへ戻ると、たちまち街を代表する画家になった。この絵はその直後、1610年ごろに描かれ、ヴェネツィア派の色づかいがまだ濃く残っている。厚みのある色、大きな身体、うねる動き。題材はオウィディウスの神話だ。ユノが、百の眼を持つ見張り役アルゴスの切られた首の上にかがみ込んでいる。アルゴスはメルクリウスに眠らされ、殺された。女神はその眼を集め、自分の鳥である孔雀の尾へ移そうとしている。孔雀はすでに足もとにいて、その羽はまさに、今日でも孔雀の羽ごとに見えるあの眼の模様を得ようとしている。




