
Raphael · PD
美しき女庭師
作品情報
ストーリー
ラファエロは1504年ごろ、まだ二十歳そこそこでフィレンツェに出て、レオナルドやミケランジェロの新しい絵を貪るように学んだ。この草原の聖母は、その数年後に描かれた一枚だ。花咲く野原に腰かけた聖母マリアが、幼子キリストを見守り、その足もとには洗礼者ヨハネとなる幼子がひざまずく。三人の頭と体は、レオナルドが好んだなだらかな三角形にきれいに収まっている。聖母のまなざしと差し伸べた手が、見る者の視線を子どもたちへと自然に導いていく。柔らかな光と穏やかな表情には、故郷ウンブリアでペルジーノに学んだ画家の名残がある。ラファエロは聖母の襟もとに、自分の名と1507年の年記を小さく書き入れている。




