
Gustave Courbet · PD
アンドル県のラ・ブルトヌリ
作品情報
ストーリー
緑の牧草地を小川が曲がりながら流れ、岸辺には木々が影を落としている。クールベは1856年、フランス中部のアンドル県でこの風景を描き、友人の弁護士クレマン・ロリエに贈った。左下には、いまも赤い絵具で署名と「56」の年記が読める。やがて絵はパリの画商ポール・ローゼンベルグの手に渡った。1941年4月、占領下のフランスで、美術品の押収を担うナチスの機関が、ボルドー近郊リブルヌの銀行に預けられていた彼の在庫の一部とともにこれを没収する。9月、押収品の仕分け場となっていたパリのジュ・ド・ポームで、ヘルマン・ゲーリングがこの絵を自分のコレクションに選んだ。戦後、作品はバイエルンのベルヒテスガーデンで見つかり、1946年1月にフランスへ、5月にはローゼンベルグ家へ戻った。1947年、一家のニューヨークの画廊が外交官アヴェレル・ハリマンと妻マリーに売り、1972年に夫妻の財団からワシントンのナショナル・ギャラリーに寄贈された。




