
Henri Matisse · PD
緑の瞳の娘
作品情報
ストーリー
1908年のパリで描かれたこの女性は、正面からこちらを見据えている。当時の女性の肖像としては珍しい構えで、誰がモデルになったのかは今も分かっていない。マティスは1907年から1911年にかけて、人物と背景のどちらが前に出るかを試す肖像を続けて描いた。ここでも棚の陶器と小さな彫刻は顔と同じ強さで塗られていて、背景が奥へ引っ込まずに前へ出てくる。絵はその年のうちにアトリエを出ている。パリに住んでいたサンフランシスコの女性ハリエット・レーン・リーヴィが買い取ったもので、絵の具はまだ乾いておらず、署名も入っていなかった。1950年、彼女の遺贈でサンフランシスコの美術館に収まった。




