
Henri Matisse · PD
ジプシー女
作品情報
ストーリー
クッションにもたれ、上半身をあらわにした女性が、口元をゆがめるように笑ってこちらをまっすぐ見ています。顔は緑、青、黄土色の色斑で組み立てられ、首には紫の帯が巻かれ、背景は片側が黄緑、もう片側が深い紫に分かれています。筆触は厚く、混ぜ合わされずに隣り合ったままです。マティスがこの女性を描いたのはパリ、五歳年下の友人で画家のアンリ・マンギャンのアトリエでした。マンギャンも同じ時にこのモデルを描いており、その作品は「アトリエのジタン」と題されています。マティスは1908年の「画家のノート」で、何よりも追い求めているのは表現だと書きました。画面は縦55センチ、横46センチと小ぶりで、左下に署名があります。




