
Pierre-Auguste Renoir · PD
カーニュのコレットの家
作品情報
ストーリー
1907年、ルノワールは南仏カーニュ=シュル=メールの丘にある農園レ・コレットを買った。地主が古いオリーブの木立を切り倒し、カーネーションの温室を建てようとしていたためだと伝えられる。木はそのまま残され、翌年から一家はそこに住みついた。
この絵が描かれた1912年、彼の体は決定的に動かなくなる。発作のあと自分の足では歩けなくなり、以後は車椅子で暮らし、包帯を巻いた手に筆を挟んでもらって描いた。畑を歩きまわって描く対象を探すことは、もうできない。かわりに彼が繰り返し描いたのが、この家と、家を囲むオリーブの古木だった。
レ・コレットの家は現在ルノワール美術館として公開されていて、彼が切らせずに残した古いオリーブの木立も庭に立っている。




