
Pierre-Auguste Renoir · PD
シャンプロゼのセーヌ川
作品情報
ストーリー
1877年4月、パリで開かれた仲間たちの第三回グループ展に、ルノワールは大作《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》と並べて、この小さな川辺の風景を出品しました。彼らがからかい半分に付けられた「印象派」という呼び名を、初めて自ら名乗った展覧会です。描かれたのは前年の1876年、パリの南東、セーヌ川沿いの小さな村シャンロゼ。舟も人影もありません。手前の岸では葦がいっせいに同じ方向へ傾き、水面は青と白の筆触に砕け、空には細長い雲が流れています。のちにこの絵は、展覧会の費用の大半を負担した画家カイユボットの手に渡り、彼の遺贈によって1896年、リュクサンブール美術館に収められました。




