
Mary Cassatt · CC0
茶卓の婦人
作品情報
ストーリー
テーブルの上の青と白の茶器は広東の磁器で、リドル家がカサット家に贈ったものだ。1884年ごろ、メアリー・カサットはその礼を返そうと、母のいとこにあたるメアリー・ディキンソン・リドル夫人が、ごく普通の午後に茶を注ぐ姿を描いた。ところがリドル家は出来映えを喜ばず、鼻が大きすぎると言って絵を受け取らなかった。カサットは四十年近くこれを手元に置き、ほとんど人目にさらさないまま、1923年になってニューヨークのメトロポリタン美術館に寄贈した。茶器を縁取る金が、夫人の指輪とイヤリングにそっと呼応しているのに気づくだろう。




