
Joshua Reynolds · CC0
エリザベス・デルメ夫人と子供たち
作品情報
ストーリー
1777年の春、エリザベス・デルメ夫人は年長の二人の子どもを連れてジョシュア・レノルズの画室を訪れた。当時の彼はイギリスで最も引く手あまたの肖像画家であり、創設まもないロイヤル・アカデミーの初代会長でもあった。彼の野心はイギリスの肖像画をイタリアの古い巨匠たちの高みへ引き上げることにあり、母と子が作る三角形の構図をラファエロの聖母像からそのまま借りて、貴族の一家に聖家族の姿をとらせている。デルメ夫人はカーライル伯爵の娘で、国会議員の妻だった。背景はあえて簡素に保たれ、木立と開けた空が広がるなか、ドレスのひだのあいだから飼い犬のスカイ・テリアが彼女を熱心に見上げている。




