
エマオへの道のある風景
作品情報
ストーリー
ヘリ・メット・デ・ブレスがこの場面を描いた画面は、高さおよそ15センチ、幅33センチほどだった。のちに板は四辺とも切り詰められ、上部に細長い板が継ぎ足されたため、いまウィーンにある絵は彼が描いたものより背が高い。
物語は『ルカによる福音書』にある。復活の日、二人の弟子がエルサレムからエマオという村へ歩いていると、見知らぬ人が道で加わり、彼らと語り合った。夕食の席でその人がパンを裂いたとき、ようやく二人はそれがキリストだと気づいた。ブレスが選んだのは道中の場面である。三人の旅人は左下に立ち、そのそばには岩がちの川の谷が遠くの町へと開けている。美術史美術館は、この板絵を1535年から1540年ごろの作としている。




