
Vincent van Gogh, Landscape with wheat sheaves and rising moon, 1889. Wikimedia Commons. · PD
麦束と昇る月のある風景
作品情報
ストーリー
アルピーユの山なみの上に浮かぶ大きなオレンジ色の円は、長いあいだ沈む太陽だと考えられていました。テキサスの天文学者たちがサン=レミまで出かけ、画面に見える崖の張り出しと小さな農家を測り、計算をやり直します。これは月で、昇るのは1889年7月13日の夕方、現地時間の21時08分ごろでした。当時ファン・ゴッホはサン=ポール療養院にいて、この麦束の畑の多くをアトリエで記憶から描いています。出来には満足しておらず、どこも大げさに見えるとテオに書きました。仕上げに、夜を深くするため小さな紫の筆触を網のように全体にかけています。その顔料は褪せてしまい、いまはそこに明るい筋が見えています。




