
Hieronymus Bosch, Last Judgement, 1500. Wikimedia Commons. · PD
最後の審判
作品情報
ストーリー
1500年ごろ、ヒエロニムス・ボスはブラバントの町スヘルトーヘンボスで、この『最後の審判』を、まるで自らその終末を歩いてきたかのように描いた。三連祭壇画は古い型を守り、左に楽園、右に地獄を置きながら、画面のほとんどを罰に明け渡している。上方の明るい球体の中でキリストが裁きを下し、そのまわりで天使たちがラッパを吹き鳴らす。下では大地がすでに拷問の工房と化し、半ば人間、半ば機械のような生き物がうごめいている。この板絵の帰属は今も議論が続き、むらのある出来から工房の作とする声がある一方、署名は作品をボス自身の手へ引き戻す。1959年の修復のとき、外側の翼の裏面から、受難で茨の冠をかぶせられるキリストを描いた、傷んだグリザイユが見つかった。




