
Hieronymus Bosch · PD
快楽の園
作品情報
ストーリー
1500年前後、まだ中世の宗教画が主流だったネーデルラントで、ボスはこの三枚続きの祭壇画を描きました。左の翼にはアダムとエヴァのいるエデンの園、中央には裸の男女が果実や奇妙な生き物と戯れる快楽の世界、右の翼には人が拷問を受ける暗い地獄が並びます。地獄の場面には、体が卵の殻でできた怪物や、楽器で人を責める場面など、五百年前とは思えない奇怪な想像が満ちています。扉を閉じると、外側には灰色一色で描かれた天地創造の球が現れます。注文したのが誰で、教会用だったのか個人の邸を飾るためだったのかも、はっきりしていません。中央の園の人々には罪の報いがまだ描かれておらず、その意味は今も解釈が分かれています。この絵はいまマドリードのプラド美術館にあります。




