赤い衝立(ペガサス)

赤い衝立(ペガサス)


作品情報

アーティスト
オディロン・ルドン
制作年
1907

ストーリー

これは額に入った絵ではなく、部屋に立てて空間を仕切るために作られた、彩色の屏風である。ルドンは1906年から1908年にかけて、経歴の最後の時期にこれを作った。20年ほどほとんど黒だけで制作してきた画家が、深く輝く色へと移ったころのことだ。赤の広がりが作品全体を支え、右上の隅では翼ある馬ペガソスが、緑の大理石模様の斑から、半ば現れ半ば溶けながら立ちのぼる。ルドンはペガソスを、想像力と混じり合った本性の象徴として愛した。屏風の上では、それは神話であると同時に装飾となる。この美術館のコレクションを築いたヘレーネ・クレラー・ミュラーは、まさにルドンのこの一面に惹かれ、屏風は彼女の集めた作品群とともにオッテルローへやってきた。

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