
Jacques-Louis David · PD
テルモピュライのレオニダス
作品情報
ストーリー
ダヴィッドがこの大作に取りかかったのは1799年ごろで、仕上げるまでに15年近くを費やしました。描かれるのは、紀元前480年、テルモピュライの隘路でペルシアの大軍を迎え撃つスパルタ王レオニダスと、その決死の兵たちです。彼らは全滅を覚悟で、その場に踏みとどまりました。逸話によれば、皇帝ナポレオンはこの主題を好まず、敗れた者を描いても仕方あるまいとダヴィッドに漏らしたといいます。それでも画家は、勝敗よりも、負けると分かっていて義務にとどまる者の姿にこだわり続けました。絵が完成した1814年は、皮肉にもナポレオン自身の帝国が崩れ、彼が退位した年でした。中央のレオニダスは剣を握ったまま、静かに一点を見据えて座っています。




