ナポレオンの戴冠式

Jacques-Louis David · PD

ナポレオンの戴冠式


音声ガイド

作品情報

制作年
1807
技法
キャンバスに油彩
種類
絵画
寸法
621 × 979 cm

ストーリー

1804年12月2日、パリのノートルダム大聖堂で、ナポレオンは自らを皇帝の座に就けた。ダヴィッドはその首席画家として、幅10メートル近い巨大な画面にこの日を記録する。だが彼が描いたのは、事実そのままではない。ナポレオンは教皇ピウス7世の手からではなく、自分の手で冠を取り、ひざまずく妻ジョゼフィーヌに戴かせようとしている。教皇は右手をあげて祝福するばかりだ。当時41歳だったジョゼフィーヌは、二十歳そこそこの若さで描かれた。さらに、実際には式を欠席していたナポレオンの母が、正面の桟敷にゆったりと座らされている。皇帝が望む物語に合わせて、画面のなかの真実は静かに書き換えられているのだ。ずらりと並ぶ参列者は、ひとりひとり見分けがつくように描き分けられている。

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