
Caspar David Friedrich · PD
人生の諸段階
作品情報
ストーリー
人生の諸段階、1834年ごろ。ドイツ・ロマン派のフリードリヒが晩年に描いた海辺の一枚だ。夕暮れの浜に五人の人物が立ち、その沖には五隻の帆船が浮かぶ。手前の年老いた後ろ姿はフリードリヒ自身とされ、遠ざかる船が人の一生の各段階、そして近づく死を静かに暗示する。彼はこのころ健康を損ない、大作を描く力を失いつつあった。空を染める赤や金の光は美しくも寂しい。自然の風景に人の運命を重ねて見る、この画家の生涯を貫いた眼差しが凝縮されている。今はライプツィヒの造形美術館にある。




