
Pierre-Auguste Renoir · PD
百合と温室の植物
作品情報
ストーリー
1864年、23歳のルノワールが描いた大きな花の静物画で、高さは130センチあります。温室の一角、低い台に並んだ鉢植えの花のあいだから、白いカラが長い茎の先にすっと伸びています。ルノワールは同じ温室の一角をもう一度描いており、そちらはハンブルク美術館にあります。この絵を1909年に買ったのは、ドイツ・ブレーメンの収集家レオポルト・ビーアマンでした。ブレーメン美術館の館長グスタフ・パウリと相談しながら集めたコレクションを、いずれ町の美術協会に遺すつもりだったのです。第一次世界大戦とその後のインフレでその計画は立ち消えになり、未亡人がスイスの収集家オスカー・ラインハルトに売りました。2023年、ブレーメン美術館は記念展のためにこの絵を借り受け、モネの《カミーユ》やマネの《ザカリー・アストリュックの肖像》と並べて展示しました。




