
Jacopo Tintoretto · PD
ロレンツォ・ソランツォ
作品情報
ストーリー
この若いヴェネツィア人の脇の手すりには、ごく簡素な記録しかない。ローマ数字で1553年、35歳という年齢、そしてLとSを組み合わせたモノグラムと小さな星である。ロレンツォ・ソランツォは貴族の家の出で、1553年にヴェネツィアを治める評議会の一員となった。この肖像はそれを機に描かれたのかもしれない。ティントレットは、高官の肖像につきものの威厳の飾りをすべて省いている。ソランツォはくつろいだ姿勢で、顔と手だけが、ほかにはほとんど何も見分けられない暗がりから浮かび上がる。美術史美術館はこれを、地位や身分を超えた一人の人間の肖像と読んでいる。この絵は遅くとも1824年には、ウィーンの皇帝のギャラリーにあった。




