
Pierre-Auguste Renoir · PD
ルーヴシエンヌ
作品情報
ストーリー
緑の茂みのあちこちに茶色や黄色がまじり、秋の訪れを告げている。木々の渦に半ば埋もれるように、明るい屋根の低い小屋が一軒。その脇に立つ人物は、青のひと筆に黄色を少し載せただけで描かれている。ルノワールが心を砕いたのはあくまで人物で、風景はこのように素早く、即興に近い筆づかいで描いた。フィラデルフィアのバーンズ財団はこの小品を1872年から1873年頃の作とし、パリの西、セーヌ川を見下ろす丘の村ルーヴシエンヌを描いたものだろうと見ている。ただ、場所を特定できる手がかりは画面にほとんどない。村はずれのヴォワザンという集落にはルノワールの両親が隠居しており、1871年からは画家アルフレッド・シスレーが住み、カミーユ・ピサロも1872年の春までこの村で暮らしていた。




