
Élisabeth Louise Vigée Le Brun · PD
プロイセン王妃ルイーゼ・フォン・メクレンブルク=シュトレリッツ
作品情報
ストーリー
2015年、パリのグラン・パレで開かれたヴィジェ=ルブランの大回顧展に、この肖像画はドイツから貸し出された。持ち主は今もプロイセン王家、つまり描かれた王妃の子孫で、ふだんはドイツ南部のホーエンツォレルン城に掛かっている。モデルはプロイセン王妃ルイーゼ。1801年、ロシアからフランスへ帰る途中でベルリンに立ち寄った画家は、到着から三日後にはポツダムの宮廷に呼ばれた。当時25歳の王妃は何度かポーズをとり、画家はパステルで写生を重ねた。回想録には、初めて会った王妃が深い喪に服し、尖った黒玉の飾りのついた冠をつけていたと記されている。油彩が完成したのは翌1802年、ナポレオンが第一執政として治めるパリでのことだった。1806年、プロイセンはイエナでフランス軍に敗れ、翌1807年7月、ルイーゼはティルジットでナポレオンに直接会って寛大な講和条件を求めたが、聞き入れられなかった。




