
Vincent van Gogh · PD
子守唄:揺りかごを揺らすオーギュスティーヌ・ルーラン夫人(ラ・ベルスーズ)
作品情報
ストーリー
ラ・ベルスーズは子守唄のことでもあり、揺りかごを揺らす女のことでもある。膝の上に握られているのは、画面の外にある揺りかごへ伸びた紐である。描かれているのはアルルの郵便局員ジョゼフ・ルーランの妻オーギュスティーヌで、ファン・ゴッホは1888年の暮れから1889年の春にかけて、同じ構図を五枚描いた。彼が病院に入ったり出たりしていた冬である。この絵は漁船の船室に掛けるつもりで考えられていた。弟テオへの手紙には、荒れた海の上で孤独に耐える漁師たちが、これを見て揺られるような心地になればいい、と書いている。両脇にひまわりの絵を一枚ずつ並べて三枚一組にする配置も、その手紙のなかに小さく描き添えられている。




