パストゥール夫人、旧姓マドレーヌ・アレクサンドル(1773–1841)

パストゥール夫人、旧姓マドレーヌ・アレクサンドル(1773–1841)


作品情報

制作年
1797
技法
カンヴァスに油彩
種類
絵画
寸法
87 × 67 cm

ストーリー

彼女が身につけているのは1790年代末のフランスを席巻した装い、古代彫刻に倣った胸高の白いモスリンのドレスに緑のショールである。グロは、腕を組んで座り、ひと房の巻き毛を額に垂らした姿で彼女を描いた。ルーヴルはこの肖像を1795年から1800年ごろの作としており、そのころ彼女は20代だった。目を引くのは宝飾品で、この絵はルーヴルが2008年に出した所蔵の宝飾品をめぐる本にも取り上げられている。細い金の鎖には菱形のエナメルのペンダントが下がり、髪には矢の形をしたピンが挿してある。

マドレーヌ・アレクサンドル本人については、1773年から1841年という生没年と結婚後の姓のほかはほとんど伝わっていない。グロはこの時期の大半をイタリアで過ごしており、彼女がどこでモデルを務めたのかは記録にない。絵は一族のもとに残った。1948年、曾孫のシャルル・パストゥールが、生涯手元に置く権利を残したうえで、ルーヴル友の会を通じて美術館に寄贈し、彼が亡くなった翌年の1962年に絵はルーヴルに入った。

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