
Sandro Botticelli · PD
聖母子と二人の天使
作品情報
ストーリー
この板絵が描かれたとき、サンドロ・ボッティチェリはまだ二十歳を少し過ぎたばかりで、師フィリッポ・リッピの工房を出て間もなかった。メディチ家のための名高い《ヴィーナスの誕生》や《春》は、まだ十年以上も先のことである。ここにはまだ修業の跡が見える。聖母は風景へと開ける室内に座り、二人の若い天使が膝の幼子へ身を寄せる。この作品は長らく師の息子フィリッピーノ・リッピの手によるものとされてきた。今日では1468年ごろの若きボッティチェリに帰されている。構図そのものはなお父フィリッポ・リッピに由来し、弟子がその形を受け継いでいる。




