聖母子(モスカルドの聖母)

聖母子(モスカルドの聖母)


作品情報

制作年
1510
技法
板にテンペラ
種類
絵画
寸法
59.4 × 41 cm

ストーリー

この聖母子には、ロンドンのナショナル・ギャラリーにもう一つの版があります。ただし左右が反転した、鏡に映したような構図です。二つの美術館は、この関係を違ったふうに見ています。カステルヴェッキオは自館の板絵を1510年頃とし、ロンドンの作品をそのレプリカ、おそらく同じ構図による大きな祭壇画の断片と考えています。一方ナショナル・ギャラリーは自館の作品をより遅い1520年代と見ながら、こちらが原型だった可能性を指摘します。光輪やカーテンの棒、壁の繰形の下描きの線が描く前に刻み込まれていて、ヴェローナの絵にはそれがないからです。

モスカルドの名は、17世紀ヴェローナの貴族ロドヴィーコ・モスカルドに由来します。古代の遺物や鉱物、絵画を集めた彼のコレクションは名高く、1656年にはその目録まで出版されました。聖母の両脇には小さな風景が開けていて、美術館はこれを北方絵画の背景になぞらえています。

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