聖母子と聖バルバラ、聖クリスティーナ、二人の寄進者

聖母子と聖バルバラ、聖クリスティーナ、二人の寄進者


作品情報

制作年
1508
技法
油彩・カンヴァス
寸法
137.5 × 195.5 cm

ストーリー

玉座の聖母の両脇に、横顔を見せてひざまずく二人の男性がいます。この絵を注文した寄進者ですが、名前は伝わっていません。左では聖バルバラが手のひらに小さな塔をのせています。塔は彼女のしるしで、その前に黒っぽい衣の年配の男性が控えています。右の聖クリスティナは赤い服の若者の肩に手を置き、殉教の道具である石臼を脇に抱えています。寄進者を横向きに描き、守護聖人に紹介させるのはヴェネツィアの古い伝統でした。1488年にはジョヴァンニ・ベッリーニが、聖マルコに導かれるアゴスティーノ・バルバリーゴ総督をこうして描いています。ボルゲーゼ美術館はこの作品を1508年から1509年のものとしています。身をよじる幼子イエスや玉座の後ろの実をつけた木はヴェネツィアの画家ロレンツォ・ロットを強く思わせ、1900年前後には二人の目利きが、失われたロット作品の古い模写だと考えたほどでした。

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