
Sandro Botticelli · PD
バルディ祭壇画の聖母
作品情報
ストーリー
1485年、フィレンツェの銀行家ジョヴァンニ・デ・バルディが、サント・スピリト聖堂の礼拝堂のためにボッティチェッリに注文したのがこの祭壇画である。玉座の聖母子の両脇に、洗礼者ヨハネと福音記者ヨハネが立つ。目を引くのは背後に茂る植物で、百合やばら、棕櫚の枝には帯のような文字が絡み、雅歌や典礼から採った聖母を讃える句が記されている。花々は単なる装飾ではなく、マリアの徳をひとつずつ言葉で指し示している。画面の下に置かれた薔薇や百合は、修道院の庭からそのまま摘んできたかのように瑞々しい。




