
Diego Delso · CC-BY-SA-4.0
薔薇園の聖母
作品情報
ストーリー
1469年ごろこの聖母を描いたとき、ボッティチェッリはまだ二十歳を少し過ぎたばかりで、フラ・フィリッポ・リッピの工房を出たばかりだった。師の影響は、マリアの穏やかな顔立ちや、やわらかな人物の肉づけにうかがえる。のちの代表作に見られる張りつめた線が生まれる前の姿である。聖母は幼子を抱き、その背後にはバラの茂みが広がる。バラは古くから聖母に結びつけられてきた花だ。小さなテンペラの板絵で、おそらくフィレンツェの商人組合、ことによると毛織物商組合の注文によるものである。




