
Francisco Goya · PD
マドリードの市
作品情報
ストーリー
1779年1月6日、ゴヤはこの下絵を王立綴織工場に納めている。描かれているのはマドリードの年の市で、セバーダ広場からリベラ・デ・クルティドーレスにかけて立つ市である。奥の空にはサン・フランシスコ・エル・グランデ聖堂の輪郭が覗き、それだけで場所が知れる。流行の装いの男女が、古物商の屋台の前で足を止めている。そばでは目利きらしい男が眼鏡越しに、売りに出された絵を眺めている。手前には布や肩掛け、金物が積み上がる。この下絵から織られた綴織は、エル・パルド宮のアストゥリアス公夫妻の寝室の東の壁に、同じ連作の「陶器売り」と向かい合わせで掛けられた。




