
Paul Cézanne, Maison devant la Sainte-Victoire près de Gardanne (House in Provence), 1888. Wikimedia Commons. · PD
ガルダンヌ近郊、サント=ヴィクトワール山を望む家(プロヴァンスの家)
作品情報
ストーリー
1880年代の終わり、ポール・セザンヌはパリと印象派の仲間からほぼ離れ、南フランスのエクス周辺の田舎へ戻っていた。ここに描かれているのが、その土地だ。なだらかな畑のあいだに素朴な農家が建ち、その背後に、淡い灰青色の稜線が横たわる。サント=ヴィクトワール山、彼が生涯くり返し描いた石灰岩の山だ。ここでセザンヌがしていることは、どこか現代的だ。小さな色面をならべて画面を組み立てていくので、家も畑も山も、同じひとつの堅固な骨組みからできているように見えてくる。とっさに写しとったようなところがない。この絵はいまインディアナポリス美術館にある。




