
Pierre-Auguste Renoir · CC0
マルグリット=テレーズ(マルゴ)・ベラール(1874–1956)
作品情報
ストーリー
のちにマルゴの甥が伝えたところでは、この肖像は泣いている子どもを元気づけるために描かれたという。五歳のマルグリット・ベラール、愛称マルゴは、嫌なドイツ語の授業のあとで泣いていて、ルノワールがその彼女に筆を向けたのである。1879年のことだった。父ポール・ベラールは外交官で銀行家でもあり、前年に画家と知り合うと、ほどなく作品の熱心な買い手となっていた。白いエプロンに黒っぽい服の少女は、口を少し開き、視線を横へ向けている。金色の髪は、温かみのある茶色の地の上に、すばやく軽いタッチで置かれている。左上には署名と79という数字が見える。1960年、収集家スティーヴン・C・クラークの遺贈によってメトロポリタン美術館に入った。




