聖セバスティアヌスの殉教

El Greco · PD

聖セバスティアヌスの殉教


作品情報

アーティスト
エル・グレコ
制作年
1610
技法
油彩・キャンバス
種類
絵画
寸法
201.5 × 111.5 cm

ストーリー

この絵はかつて上下に断ち切られていた。プラド美術館が二つの半分をひとつに戻したのは1987年、失われていた下半分、聖人の脚と足元の町が市場に現れたときのことだ。エル・グレコが描いたのは1610年ごろ、トレドで過ごした最後の数年で、70近く、同時代の誰とも似ない絵を描いていた。聖セバスティアヌスは信仰ゆえに矢で射抜かれたローマの兵士で、疫病よけに祈られた聖人である。この細長く引き伸ばされた体は、何世紀ものあいだ欠点と見なされ、近代の画家たちがようやく時代の先を見たものと考えた。いま体は重さを失って奇妙な内なる光に満ち、背後ではトレドの町に嵐が迫っている。

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