麦の穂の衣をまとう神殿の乙女マリア

麦の穂の衣をまとう神殿の乙女マリア


作品情報

アーティスト
モントゼーの画家
制作年
1497
技法
トウヒ材の板絵
寸法
57.5 × 45 cm

ストーリー

この図像の源は、おそらく14世紀の銀の聖母像にさかのぼる。ドイツ商人がミラノ大聖堂に寄進し、奇跡をもたらす像として崇めたもので、若いマリアが麦の穂をちりばめた衣をまとっていた。像はやがて失われ、1465年には絵画、1485年ごろには大理石像に置き換えられた。模写や版画を通じて、この型は南ドイツやアルプス地方に広まっていく。ここでのマリアは、外典福音書が語るとおり、婚約前にエルサレムの神殿に仕えた少女の姿で、髪を下ろし、手を合わせて祈っている。緑の衣に散る金の穂は、キリストと聖体のパンを表す。祭壇の前にひざまずくのは寄進者であるモントゼー修道院長ベネディクト・エックで、足もとには紋章が置かれ、頭上の板には神の母に憐れみを乞う祈りが記されている。

アプリには数千の物語。