
ジローラモ・セガート記念碑のためのメダイヨン
作品情報
ストーリー
この男性の髪は蛇に変わっています。見た者を石にしてしまうギリシア神話の怪物メドゥーサの髪です。顔はジローラモ・セガートのもので、蛇は彼の仕事をそのまま指しています。セガートは1818年からエジプトを探検し、1823年にイタリアへ戻ると、人の遺体を鉱物化して組織の色や弾力を保つ方法を編み出しました。「石化の人」と呼ばれ、その標本の一部はいまもフィレンツェ大学に残っています。1836年2月、彼は方法を明かさないままフィレンツェで亡くなりました。墓碑銘には、彼の技がともに滅びなければ、石と化した全身の彼をここに見られたであろう、と刻まれています。墓の制作は同じ年にバルトリーニに依頼されました。最初の案は認められず、彼がふたたび取り組んだのは1844年で、ルネサンスの墓碑にならい、丸いメダイヨンに肖像を収めた石棺の形を選びました。大理石で彫られたのは彫刻家の死後のことで、1887年にサンタ・クローチェの回廊に据えられました。




