
Max Liebermann · PD
ケーゼンにおけるフリードリヒ皇帝の追悼式
作品情報
ストーリー
フリードリヒ3世は1888年3月、すでに喉頭がんで死に瀕した状態でドイツ皇帝となり、6月15日、在位わずか99日で亡くなりました。ドイツの自由主義者たちは彼に期待をかけていました。また彼は国内で強まる反ユダヤ主義に反対する姿勢を公にしており、ユダヤ人画家リーバーマンにとって特別な意味を持つ人物でした。この絵は、ドイツ中部の小さな温泉町ケーゼン近くのブナ林を、皇帝を偲ぶ式典の舞台にしています。リーバーマン自身はその場にいませんでした。以前の訪問で描いた木々の習作をもとに、後から場面を組み立てたのです。ベルリンの画家アドルフ・メンツェルが1868年に同じ林を描いた作品も念頭にあったのかもしれません。人々は幹の足もとで小さく見えます。旗手たちは木々の切れ目で待ち、その隣には白い衣の合唱隊が並び、木の葉が空を覆っています。




