
Sofonisba Anguissola · PD
細密画の自画像(アングイッソラ、ボストン)
作品情報
ストーリー
ソフォニスバ・アングイッソラは1556年ごろ、クレモナでこの小品を描いた。その数年後、彼女の腕前は彼女を南のマドリードへ導き、スペイン宮廷で侍女兼絵の教師を務めることになる。高さはわずか三インチほど、筆の先だけで仕上げられており、彼女は大きなメダイヨンをこちらへ差し出す姿で自らを描いている。その縁にはラテン語の一文がめぐる。乙女ソフォニスバ・アングイッソラ、鏡を見ておのが手で描く、クレモナにて。女性がそう主張することのめったに許されなかった時代に、この作品がまったく自分のものだと言い切る、彼女なりのやり方だった。中央には今なお誰も完全には解けていない文字が組み合わされているが、多くの人はそこに父アミルカーレの名を読み取る。娘たちを画家として学ばせようと力を尽くしたのが、この父だった。




