海辺の月の出

Caspar David Friedrich · PD

海辺の月の出


作品情報

制作年
1822
技法
油彩
種類
絵画
寸法
55 × 71 cm

ストーリー

1822年、ベルリンの銀行家ヨアヒム・ヴァーゲナーは、並べて掛けるための二枚の絵をカスパー・ダーヴィト・フリードリヒに注文した。一枚は朝を、もう一枚は夕を描いたものである。これは夕の絵だ。ごく普通の現代の服を着た三人の若者が、水辺の低い岩に腰かけ、こちらに背を向けて、のぼる月の光のなかを港へ帰ってくる船を眺めている。この後ろ姿の人物は、見る者を絵の前ではなく、眺める者のかたわらに立たせるフリードリヒのやり方だった。ヴァーゲナーの収集品はのちにベルリン国立美術館の礎のひとつとなり、この絵は1861年にそこへ収められた。月はまだ半ば雲の帯に隠れ、その光が静かな海の上に細い筋となって伸びている。

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