
Pierre-Auguste Renoir · PD
アルジェのモスク
作品情報
ストーリー
アルジェの旧市街カスバの一角に、15世紀の学者シディ・アブデルラフマンの墓廟を抱くモスクがあります。町の守護聖人として今も敬われている人物です。ルノワールがこの建物を描いたのは1882年の春でした。その冬、マルセイユ近郊のレスタックで友人セザンヌのもとに滞在していたときに肺炎を患い、療養のためにアルジェへ渡ったのです。前年に続く二度目の訪問でした。同じ3月、パリで開かれた第7回印象派展には、画商デュラン=リュエルが中心となって貸し出した彼の作品25点が並びましたが、本人は会場に姿を見せていません。白い漆喰塗りの壁を、ルノワールは青みを帯びた色で描いています。画面右下には署名と「82」の年記が入っています。




