
ギルバート・L・パーカー夫人
作品情報
ストーリー
1910年、トマス・エイキンズはフィラデルフィアのパーカー家の人々を次々に描いた。ここにいるのは母親で、夫の医師ギルバート・ラファイエット・パーカー、成人した二人の息子ギルバートとアーネストの肖像もある。このカンヴァスの裏には、友人パーカー夫人へ、トマス・エイキンズ、1910年、という献辞が記され、息子ギルバートの肖像にも同じように友への献辞がある。エイキンズの晩年の肖像画の多くはこうして生まれた。身近な人に頼んでモデルになってもらい、仕上がった絵をその人に贈ったのである。この絵も、そうした頭部像の大半と同じ、およそ60×50センチの大きさで描かれている。1910年は、彼の仕事の終わりがもう近い年だった。健康が衰え、その後はほとんど描いていない。肖像は一家のもとに残り、パーカー夫人から息子ギルバートへ、さらにその弟アーネストへと渡り、1932年にボストン美術館が購入した。




