神秘の花

Gustave Moreau · PD

神秘の花


作品情報

制作年
1890
技法
カンヴァスに油彩
種類
絵画
寸法
253 × 137 cm

ストーリー

「神秘の花」はギュスターヴ・モローが1890年ごろに描いた作品だ。すでに高齢で、孤独だった。少し前に母と、長年連れ添った伴侶アレクサンドリーヌ・デュルーを相次いで失い、彼の絵はより静かに、より宗教的になっていった。画面はとても大きく、高さは2メートル半を超え、すべてが上へと伸びていく。岩の根もとには、小さな殉教者たちがひしめく。その岩から巨大な百合が生え、花の萼が玉座となって、聖母が十字架を手に座している。十字架には一羽の鳥が舞い降りる。モロー自身がこう説明している。彼女のために死んだ殉教者たちが皆、この清らかさの象徴たる神秘の花を、その血で潤したのだ、と。この絵は今も生まれた場所に掛かっている。画家がパリに構えた住まい、いまは美術館となった建物である。

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