
ナサニエル・ゴーラム
作品情報
ストーリー
ボストンの港の対岸、チャールズタウンのナサニエル・ゴーラムは、1786年に大陸会議の議長を務めました。翌年の夏にはマサチューセッツ代表としてフィラデルフィアの憲法制定会議に出席し、代議員たちが全体委員会として集まるたびに議長役を務めています。1787年9月には合衆国憲法に署名しました。
美術館はこの肖像を1793年頃としていますが、その頃には彼の運は傾いていました。1788年、ゴーラムはオリヴァー・フェルプスとともに、ニューヨーク州西部のおよそ600万エーカーの土地をマサチューセッツ州から買う契約を結びました。支払いには値下がりした州の債券を充てるはずでした。ところが新しい連邦政府が各州の戦時債務を引き受けると債券の値が上がり、二人は払えなくなります。まだセネカ族から買い取っていなかった部分を返し、残りの多くを売り払い、ゴーラムは1796年、借金を抱えたまま亡くなりました。
ピールは彼を、描かれた楕円の枠の中に、緑の上着姿の半身像で描いています。絵はゴーラムの娘アンと1792年に結婚したボストンの商人、娘婿のピーター・チャードン・ブルックスに渡り、ブルックス家に伝わったのち、1948年にエドウィン・H・アボットが美術館に寄贈しました。

